母が特殊詐欺被害にあいました
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一昨日のこと。

母が、特殊詐欺の被害にあいました。

 

今は「振り込め詐欺」から「特殊詐欺」に名前を変えたのですね。

まったく頭にくる犯人です。

 

突然の警察からの電話

 

ほんとうになんの前触れもなく、

 

お母さんが特殊詐欺の被害にあわれまして、

犯人にキャッシュカードを渡して暗証番号を教えましたので、

お金を引き出されてしまいました。

 

という電話が入ったんです。

 

もうびっくりです。

 

「えぇ? まさか!」

 

つい先日、TVのニュースを見ながら母が、

 

「こういう詐欺にひっかかる人っているのよね。」

と言っていたばかり。

まさか、自分が詐欺被害にあうとは夢にも思っていなかったと思います。

 

警察の方は、

 

他のキャッシュカードからもお金を引き出されているかもしれないので、

残高照会をしながら警察署に向かいます。

娘さんも警察署に来てもらえますか?

 

と言われました。

 

「いったい何枚カードを渡したんですか?」

 

4枚です。

 

「えぇ? 4枚?

それで暗証番号も教えたんですか?」

 

そうです。

 

もうお金は引き出されてないでしょうね。

まったく、現実にこんなことがわが身にふりかかるとは・・・。

 

ただでさえ貧しいのに、なけなしのお金を盗られてしまうとは。

情けないけれども、母のことも心配です。

 

母の血圧は200に!!

 

電話口で警察の方に、

 

「母の血圧を測ってもらってもいいですか?」

 

とお願いしたところ、なんと血圧は200もあったそうです。

もともと高血圧の母なので、心配です。

 

私は、すぐに警察署に行き母の到着を待っていました。

 

しばらくして、母が警官に両脇を支えられるようにしてよろよろしながらやってきました。

思わず、

 

「だいじょうぶ?」

 

と声をかけましたが、母の手は緊張のためかぶるぶる震えていました。

かわいそうに。

 

母をこんな目にあわせた犯人を許せません。

 

事情聴取を待つ間警察署の食堂に

 

 

その後、母がひとりで事情聴取を受けている間、

私は警察署の食堂で待たせていただきました。

警察署の入り口は寒いからと気を遣ってくださったのです。

 

制服を着た警察官が食事に後片付けをされていました。

 

このとき時間は午後7時をまわったくらい。

 

メニューはカレーとかかつ丼とかほぼ600円くらいでした。

コーヒーは200円。

 

とよけいなことですね。

 

TVがついていて、戦後グアムで見つかった横井さんのサバイバル生活を紹介する番組をやっていました。

 

母の聴取がすべて終わったのはもう10時をまわってからでした。

たいへんなことになってしまいました。

 

被害額は約100万

 

3つの口座からお金が引き出され、

一番たくさんお金が入っていた口座は、

1日の引き出し上限金額が50万だったので50万が引き出されていました。

 

母からキャッシュカードを受け取ってすぐ、

家から2分のコンビニであっという間に引き出してしまったようです。

タクシーで乗り付けてきたそうです。

 

5分で犯行を終わらせる新手の手口

 

今回、母が引っかかったのは新手の手口だそうです。

 

大都市では何件も発生していて、

うちのような田舎では今回は初めてとのこと。

 

まず、市役所を名乗る男が電話をかけてきます。

 

「お持ちのキャッシュカードが新しくなったので、

古いものは使えなくなりました。

 

今から銀行の者がお宅に伺って取り換えの手続きをしますので、

キャッシュカードを全部出しておいてください。」

 

そこで母は、

 

「よくわからないから、ちょっと娘に電話をして聞いてみる。」

 

と言うと

 

それは絶対だめ。今すぐやらなくては。

 

と、絶対に電話を切らせないのだそうです。

そうするうちに、すぐに玄関のドアがあき、

 

ではキャッシュカードを渡してください。

 

と言って、キャッシュカードを受け取り、暗証番号も聞き出したのだそうです。

 

その間、5分もないほど。

そして、すぐにコンビニに行ってお金を引き出してしまったのです。

 

 

それからしばらく考えていた母は、さすがに

 

「おかしい。」

 

と思ったようで、近くの信用金庫に電話をすると、

 

うちの者がキャッシュカードを取りに行って暗証番号をお聞きすることはありません。お調べしたところ、お金は全部引き出されています。

 

と言われ、

 

警察にお電話されたほうがいいです。

 

ということで、警察に電話したのだそうです。

そして、母の家に訪れた警察の方が、

私の携帯に電話してくださったというわけです。

 

相手に考える隙を与えず、5分で犯行を終わらせてしまう手口

 

これが新手の方法だということです。

皆さまも、くれぐれもお気をつけください。

 

憔悴しきった母がかわいそう

 

母は憔悴しきってしまい、

警察の書類のサインする手もぶるぶる震えて、

あきらかに気が動転しています。

 

ほんとうにかわいそう。

悪いのは犯人です。

母をこんな目にあわせた犯人は、よくも平気でこんなことができるものです。

 

警察の方の話では

こんなに簡単にお金が入る方法はやめられないので、

何度も犯行を繰り返し、

捕まることは多いそうです。

 

でも、お金が返ってくることはまずないそうです。

 

母のところには、以前にも詐欺電話がかかってきていたので、

おそらく名簿に名前が載ってしまっているのでしょう。

 

母に振り込め詐欺の電話が 「だまされたふり作戦」は怖い

一度だまされたことのある人ほど、

良質のカモとして狙われやすいそうです。

 

警察の方のお話では、だまされたことのある人の名前と電話番号の名簿は、

高額で売買されるのだそうです。

おそろしいことですね。

 

日本は、これからもっともっと治安が悪くなっていくのでしょうね。

詐欺グループは会社組織になっていて、

高級だったり、ボーナスがあったり、

福利厚生があったりホワイトな勤務体系で、

さらには、お金を持っている高齢者から盗み若者に分配するのは正義のような理論で人を雇うのだとか。

 

めちゃくちゃです。

 

翌日は、金融機関に後始末に行きましたが、

こちらがまたたいへん。

金融機関によって対応もずいぶん違いました。

 

それについては別記事で。

 

防犯カメラの映像から犯人の写真を確認