高齢ドライバーの危険性 事故や免許返納のことなどについて考える
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高齢ドライバーの運転や事故について。

私の父と母は、早々に免許返納してしまいました。

 

高齢ドライバーによる事故のニュースを聞くたびに、

「免許帰して良かったね。あぶないよね。」

と、母と話しています。

 

高齢者ドライバーの認識と実際の能力の差

 

高齢ドライバー1,000人にアンケートをとったところ、

なんと80歳以上の72%が「運転に自信あり」

と答えたそうです。

 

けれども、実際には、年齢による衰えが認められるにもかかわらず、ということです。

視力や反射神経等の運動能力の衰え、認知力の衰えなどがあるのですが、本人にその自覚はなく、「無事故運転の経歴」という自信に支えられて、「自分はだいじょうぶ」と思い込んでいるケースが多いようです。

 

高齢ドライバー 事故発生のメカニズムは?

 

年齢による衰えは、悲しいことですが、

誰もが避けて通ることができません。

 

高齢ドライバーが、なぜ事故を起こしやすいのか。

そのメカニズムについて調べてみました。

 

複数のものに注意したり認識するのが苦手になってくる

 

例えば、歩行者に気をとられていると、対向車に気づかず対向車にぶつかってしまう、など。

 

複数の作業課題をこなす能力が非常に低くなる。

つまり、歩行者・信号・対向車・・・といった多くの情報を一度に確認することが困難になる。エラーになったり、時間がかかったりするようになる。

 

行動のタイミングが遅くなる

 

見逃したり、見てから判断して行動するまでに時間を要す。

例えば、若者と高齢者では、右折時の対向車との余裕を計ると、若者に比べて、高齢者は0.7秒だけゆとりが少ないそうです。

0.7秒というのは、距離にすると、12メートルにもなります。

つまり、高齢者は若者に比べて、12メートルも車が近づいているのに右折してしまうということです。

 

右折しようと思ってから行動までの時間が0.7秒遅く、その間に対向車は12メートルも接近してきているということですね。

 

脳の血流が悪くなる白質病変が運転の際の認知能力にも関わる

 

事故を起こしたことのある高齢者の脳のMRIをとったところ、脳に白質病変が見られる人が多かったそうです。白質病変とは、脳の血流が悪くなって情報伝達機能を低下させ、重度になったものは認知症の原因になるとされているものです。

 

脳のMRIを見ても、運転すると危ない状態ということが明らかなんですね。

 

視野が狭くなる

 

運転に関する情報というのは、目を通して摂取する割合が8割もあるそうです。

 

65歳未満では真正面を向いて、片目で左右90度の範囲で物が見えるのに、65歳を超える

と、物が見える範囲は60度に狭くなってしまいます。

 

運転能力に関する過信と自信の持ちすぎ

 

こうした身体能力の衰えに加えて、

これまでの経験からの妙な自信を持っていることも、高齢ドライバーによる事故の多発の原因となっているようです。

 

例えば、交通規則より自分の経験則を重視してしまう 

という傾向もみられるそうです。

高齢者には、一時停止標識の無視が多いとのこと

←一時停止すべきところを、自分の判断によって徐行ですませてしまうなど

 

高齢者の便利をどうしていくかが課題

 

でも、免許証を返納してしまうと、

たいへんな不便になるのは目に見えています。

 

その状況で、なかなか返納が進まないのが現状のようです。

 

高齢者の移動手段として、車に代わる何かを提供する。

サービスを提供する、などの対策が求められています。

 

例えば、車に代わる低速モビリティの導入など。

低速モビリティとは時速30kmしか出ないので、万一人をはねる、ぶつかるなどの事故が起こっても、被害者が亡くなることはないと言われています。

 

ただ、低速モビリティの走行を可能にするには、大型車両の通行を規制する地域を作らなければならないなど、整備の点で多くの課題があるのです。

 

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