父が大学病院に転院 田舎の地方病院の医療の限界
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熱中症で患者5人死亡!
というセンセーショナルなニュースが入ってきましたね。
どの病院でお世話になるかということは、

患者の運命を左右すると、私も実感しているところです。

 

教授として活躍する夫の同級生のおかげ

 

おかげさまで、父は大学病院に転院をすることができました。

 

受け入れてくださったのは、夫の大学の同級生。
現在は、大学病院の教授をしています。
栄養や緩和ケア、患者さんに経口で食事を摂るように努力されてきて、

今や世界的な権威だそうです。

 

最後は、この方にすがるしかないとは思っていました。

10年以上も前に、夫と一緒にドキュメント番組を見たことを覚えていたからです。

こちらの先生が入院患者さんが経口で食事ができるように、

寝るまも惜しんで努力していらっしゃる特集番組でした。

 

地元には、これというリハビリの病院も見つからずに、

困り果てて、

思い切って大学病院に電話をしてみました。

 

すると、

 

病棟管理士
教授とはどのようなご関係ですか?

 

と、早々に聞かれました。

 

教授と主人とは、大学の同級生です。

 

と伝えると、

 

病棟管理士

教授は今、海外の学会に出席していますが、

教授と連絡を取りますので、しばらくお待ちください。

 

と言われた後、間髪入れず電話がかかってきてOKが出ました。

 

病棟管理士

教授と連絡が取れました。

こちらで受け入れさせていただきます。

紹介状ができれば、明日でもこちらの外来にお越しください。

 

こういった医者とのつながり。

世間ではコネと言いますね。

医療の場では、いやというほど経験しています。

 

夫が亡くなった後でも、以前のつながりから、このように親切にしてくださる方は実際のところ、あまりいらっしゃいません。

 

夫の大学時代の同級生の、

今や大出世された大学病院の先生が、良い方で心より感謝しています。

 

また、亡くなった夫のおかげだと、

夫に感謝の思いもわきます。

 

大学病院はやはりハイレベル医療

 

大学病院では、チームを組んであらゆる科が連携して治療にあたってくださいます。

 

ベッドに寝たまま身体を浮かせて体重を計る機械を見たのも初めてです。

 

患者の身体の下に帆布のような布を入れて釣り上げて体重を計ってくれます。

さらには現在の筋肉量や脂肪量を計る機械もやってきました。

 

緩和ケアの先生がいらして、

緩和ケアの先生

お口の周りが汚くなっていますね。

これもきれいにしていきます。

 

と言われました。

 

痰の量が多くて、ひっきりなしなので、

お口の中も汚れます。

 

ベッドに居ながらにしてレントゲンの機械のほうがベッド脇に来てくれて、レントゲンも撮りました。しばらくしたら、整形外科の先生が来てくださるとのことでした。私は

その前に帰宅してしまいましたので、整形の先生にはお会いできませんでしたが。

 

主治医は准教授の先生で、

たいへん丁寧なので恐縮してしまいます。

 

準教授

教授から良く頼まれていますから。

 

と、言ってくださり恐れ入ってしまうと同時に、

夫に感謝しなければ、とそのたびごとに思います。

 

嚥下のリハビリの先生も来てくださいました。

やはり、パーキンソンの影響で嚥下機能が低下していて、

飲み込みが上手にできないようです。

 

のどにいろいろたまってしまうようです。

 

喉ぼとけが下に下がってしまっていて、

それは力が入らない証拠であるとのこと。

でも、栄養状態が悪くて悪化しているとしか思えないのですが。

 

栄養状態も改善へ

 

ともかく、これまでの40日くらい、

1日2パックの点滴では栄養が足りなさすぎでした。

 

 

大学病院に入院した翌日から、

早速、白いたんぱく質の点滴が追加されました。

でも、腕と脚からの点滴では、これが限界だそうです。

 

ということで、中心静脈カテーテルから高栄養を入れる処置がとられるとのことで、同意書を書いてきました。

 

昔、夫がよく「IVH」と言っていたものの進化系のようです。

准教授がお忙しい中、

しっかり説明もしてくださるので、

とても安心できます。

 

<参考>「IVH」について、こちらのページにとてもわかりやすい説明があったのを見つけました

▶IVHとCV,TPNの違いがわからないので知りたい

https://kango-oshigoto.jp/hatenurse/article/1143/

 

 

 

田舎の地方病院の医療レベル

 

これまでお世話になってきた地元の病院の整形外科の先生。

とても良い先生です。

 

他の病院に移りたいだの、

患者の側からいろいろ注文を出すと、嫌な顔をされる医者が多い中、

 

地元の病院の整形外科医

そういうことでしたらすぐに紹介状を書きます。

この後、すぐに書きますから。

 

と言ってくださいました。

 

地元の病院の整形外科医

噂であれやこれやと動いているから、

受け入れてもらえるところがなくなってしまわないか、

心配しているんです。

 

と、心底心配してくださっていました。

 

地元の病院の整形外科医

病診連携で予約を入れると、

外来予約が1週間後ということもあります。

それでは、別に病院に移ることもできなくなり、

居場所がなくなってしまうので、

その場合には、直接紹介状を持って出かけてください。

 

紹介状は、この後ですぐに書きます。

 

たいへんにありがたい対応をしてくださったことに感謝しています。

この先生には、母も長くお世話になっています。

この先生のおかげで、母の圧迫骨折のドミノ骨折もなくなり、

整形外科医として優れた医者だとありがたく思っています。

 

ただ、別科のジャンルに関してははっきりと

 

地元の病院の整形外科医

わからない。

 

と言われます。

 

知ったかぶりの問題ある医療行為をされるより、

ずっと信頼ができます。

 

でも、こちらの病院での整形以外の治療にはやはり限界がありました。

 

多くの患者が簡単に「胃ろう」へ

 

父が最初に圧迫骨折で入院した、最初の地方病院。

 

息子がたまたま、廊下で食事のリストが貼ってあるのを見たところ、

半分くらいの患者さんが「絶食」と書いてあったそうです。

 

そして、ここではごく簡単に「胃ろう」への道ができています。

 

最初の医師との面談の時から、

嚥下機能が低下していて、

すでに誤嚥性肺炎を起こしている。

経口摂取をするとまた誤嚥の恐れがあるからと絶飲食しています。

ほとんどの患者さんが良くならず、

「胃ろう」になることが多いです。

 

という説明を受けていました。

 

実際の治療はどうだったかというと、

嚥下訓練のリハビリを担当するSTさんは、週に2回しか来てくださいません。

 

機能低下の原因となっているパーキンソンの治療はまったく行われません。

 

地元の病院の整形外科医

今は、薬が飲めないから。

 

と医師は言われましたが、パーキンソンの薬は経口薬だけではありませんから、

この点はやる気がないのだと判断せざるを得ません。

 

母が、STさんに、

「あんまり来てもらえなくて・・・。」

と言ったところ、

 

地元の病院のSTさん

子供が病気になったのでお休みをいただいてました。

 

と言われたそうです。

 

そう言われると、返す言葉もありません。

地方の病院はそういったレベルです。

あのままいたら、父は栄養失調で死んだかもしれません。

 

あるいは、医者から言われるまま、疑問を持たずにしかたないか、

と「胃ろう」を作るしかないのでしょう。

 

日本の地方の田舎では、良い医療を受けるためにできることはありません。

 

むしろ、中国やタイなどでは、お金さえ積めば最高の医療を受けることができます。

単純でわかりやすいシステムです。