大学病院転任後の父の様子 紙芝居をたくさん読みました
Pocket

父が転院した大学病院は、自宅から片道車で2時間くらいかかるので、毎日のようにお見舞いには行けません。

 

2日おいて今日土曜日、お見舞いに行ってまいりました。

 

顔色もよく顔も少しふっくら

 

部屋に入ってほっとしました。

父の顔つきがよくなっていました。

 

腕には、しっかりした栄養を補給するための特別な点滴の血管が確保されています。

 

栄養が入るようになったので、顔つきもよくなったのだと思います。

 

でも、まだ口から栄養を摂ることができません。

歩くリハビリも始まってはいないそうです。

 

それは少し残念です。

 

紙芝居を10個読みました

 

午後4時くらいについて、面会時間の終わる7時くらいまでおりました。

 

父は2~3分おきに腕時計を見ながら、

「もうすぐ帰らないといけないね。」

と寂しそうです。

 

私も帰るのがつらいですがしかたありません。

 

それでも、こちらの大学病院でお世話になって、

ほんとうに良かったと、今日の父の顔を見て思いました。

 

土曜日の病院はとっても静か。

落ち着いた雰囲気でした。

 

滞在中、紙芝居を読みました。

 

宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

 

幼い頃、何度も読んでもらった本のひとつに「セロ弾きのゴーシュ」がありました。

宮沢賢治という名前も知らずに、何度も読んでもらい、

猫がトマトを持ってくるシーンが、とっても心に残っていた本です。

 

なつかしくて、その紙芝居を借りて行きました。

 

子供の頃に、心を尽くして育ててくれたということが、

読んでもらった絵本やお話の思い出から感じとることができます。

 

絵本やお話って、とても大きな意味を持つものだとあらためて感じています。

 

共有した時間や思いが、50年以上過ぎてからも、

親子の絆として感じることができる、

自分の心と体の血となり肉となってくれているすごいものだと思います。

 

松谷みよこの昔話は圧巻

 

松谷みよこさん再話の昔ばなし紙芝居は、

他と比べても圧巻でした。

 

やっぱりすごい方です。

 

寝たきりの入院患者さんには、紙芝居はいいですね。

 

たいてい子供を対象に作られているので、

長さもそれほど長くはありません。

言い回しも難しくありません。

 

昔話のストーリー展開がしっかりしてあきさせません。

 

集中力に不安のある体力の落ちている病人にも、

絵の助けでお話を追っていくことができます。

 

いつか病院で紙芝居の読み聞かせボランティアをやりたい

 

ほんとうにいつか、こういったお年寄りの方々への紙芝居読み聞かせ病院ボランティアをやりたいです。

 

おそらく小児科病棟には、絵本などがそろえてあるのでしょうが、お年寄り用にはどこにもないでしょう。時間を持て余して、つらい時間を耐えている方が多いと思います。

 

また、一か所に集まっていただいて紙芝居上演するのでは意味がありません。

集まる場所まで来られるような方でしたら、ご自分で雑誌をめくることもできるでしょう。病室から出て数十歩先の人の集まるところまでも行けないような、寝たきりのお年寄りの方の枕元に行って、読んでさしあげたいものだと思います。

 

そういえば、ネットで注文したアラビアンナイトの本がまだ到着しません。早く届かないかな? まだ聞いたことのない、新しいお話なら、きっと父も興味深く聞いてくれると思うのです。

 

星新一のショートショートみたいなのもいいかもしれませんね。

 

昔読んだ本を、実家の本棚から探しておもしろそうなものを選んでみようかな。

 

文学の持つ力を実感しています。文学が人をこれほど楽しませてくれて、

力づけてくれるものだと思うと元国語教師の私としては、とても嬉しくなります。

 

父は、俳句が趣味の文学青年だったようなので、

お話を聞くことをとても喜んで楽しみにしてくれています。

明日も、ちょっと重いのですが、新しい紙芝居を借りて持って行こうと思います。