母に振り込め詐欺の電話が 「だまされたふり作戦」は怖い
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びっくり!

母のところに、振り込め詐欺から電話があったそうです。

 

世間を騒がせている振り込め詐欺 あるいはオレオレ詐欺とも言いますね。

世の中では、よくあると聞いているものの、身近なところにほんとうに電話がかかってくるなんて。

 

これほど、騒がれているのに、まったく後を絶たないようですね。

 

振り込め詐欺から電話かかってきたときの心理は?

 

 

数年前のことですが、振り込め詐欺からの電話を受けたという40代の方のお話をうかがったことがあります。

 

とってもしっかりしているという印象の方です。

自分でも、そんな詐欺に引っかかるなんて、

と思っていらしそうなんですが・・・。

 

でも、実際に電話を受けると、ものすごく動揺してしまわれたそうです。

なんでも、ご主人がたいへんなことになった。

という知らせだったらしいのですが。

 

「詐欺かも。

でも、ほんとうだったらどうしよう。

夫にもしものことがあったのなら。

どうしよう。」

 

と犯人の言いなりになりそうになった、ということです。

それでも、なんとか会社に確認しなくちゃ!

と踏みとどまり、無事にすぐにご主人に連絡が取れて、

詐欺に振り込まずにすんだそうです。

 

ほんとにびっくりしてしまって。まさか、自分が引っかかるなんて思ってなかったけど。

普通でいられなくなっちゃうのよ。

 

と、その時のことを思い出すと、今でも体が震えてしまうそうです。

 

通帳をなくしたから何百万か振り込んでという電話

 

 

母のところにはまず、

 

「おばあちゃん、すごく困ったことになった。」

 

とかかってきたそうです。

それで、母は孫の名前を言ってしまったそうです。

 

「つよしなの?」

 

「そう。通帳をなくてしまって、このままだと会社を首になっちゃう。

おばあちゃん、郵便局の貯金ってどのくらいある?」

 

それで母は、どこそこに貯金がどのくらいあるということを知る限りしゃべったそうです。

 

「それじゃ、それをちょっと貸してくれない。

そうしないと、会社を首になっちゃうんだ。」

 

母は、これは詐欺と気づいたらしく、

 

「声が違うでだめだよ。

つよしの声じゃない。」

 

「声がおかしいのは、困ってあれこれ声を使いすぎたからだよ。

このままだと会社が・・・」

 

「つよしは今中国にいるはずだよ。

それに、会社勤めなんてしてないよ。

あんた、振り込め詐欺だね。」

 

母は、そうどなって電話を切ったとのこと。

 

それにしても、いろいろ個人情報をしゃべってしまったみたいで・・・。

だまされなかっただけ良かったと思うべきでしょうか。

 

「だまされたふり作戦にご協力を

 

 

母から、こんな電話があったと連絡を受けて、

警察のHPを調べてみました。

 

すると、「だまれたふり作戦」にご協力を

との文字が。

 

でも、母の場合、「だまされたふり」をしている間にほんとうにだまされてしまいそうです。一刻も早く電話を切るのが一番いいことだと思います。

 

振り込め詐欺 オレオレ詐欺とは

 

 

オレオレ詐欺

現在では、呼び名が変わって

振り込め詐欺

と呼ばれるようになりました。

 

主に高齢者を対象にして、家族になりすまして電話をかけ、家族の名前がわからないので、電話口で

 

「おれおれ、おれだけど・・・。」

 

と言うことから オレオレ詐欺と呼ばれるようになったのですね。

 

声の違いや、番号の違いについては、

 

・電話番号を変えた

・会社の電話からかけている

・風邪をひいたから声がおかしい

 

などの理由をつけて、被害者の息子や孫、夫などになりすまして電話をしてきます。

 

いきなり高額のお金を要求してくることも特徴です。

お金が必要になった、というシチエーションはさまざま。

よくも、ここまでいろいろと考えつくものだと感心するほどです。

 

・交通事故を起こして示談金が必要

・女性を妊娠させてしまった

・電車で痴漢行為におよび、示談金が必要

・会社のお金をなくした

 

などなど。

 

お金の受け渡し方法は?

 

お金の受け渡し方法も、相手に振り込みをさせる方法から、

郵送させる方法、

会社の人間が自宅に行って受け取るから、と言って自宅で受け取る方法、

など、多様化してきています。

 

「だまされたふり作戦」を逆手に利用するケース

 

手口は進化を続け、巧妙化しています。

 

複数の人間が電話口に出てきて演技をし、

信じさせてしまう劇場型も増えています。

 

警察では振り込め詐欺対策のひとつとして、詐欺グループから電話がかかってきたら、「だまされたふり」をして協力してください、とする「だまされたふり作戦」を展開しています。

 

だまされたふりをしてお金を引き渡そうとする際に犯人を捕まえるというものです。これによって、犯人が検挙される事例もいくつかあり、一定の効果をあげているようです。

 

ところが、詐欺グループは、この作戦すら逆手にとって、新手口を考えてくるのです。

 

詐欺グループが、架空の作戦をでっちあげ、警察を名乗ってお金をだまし取るというものです。

 

例えば、次のような事例があります。

 

犯人から甥を名乗って「交通事故の示談金が要る」と100万円を要求されます。被害者の女性は、これは詐欺だと見抜いたのですが、そのすぐ後に、警察官を名乗る犯人から、「だまされたふりをしてお金を渡してほしい。その現場で犯人を逮捕します」と依頼され、警察への協力だと信じて犯人にお金を渡してしまいます。でも、この警察官は偽物ですから、お金は戻ってきませんでした。

 

悔しいですね。

 

振り込め詐欺の被害者にならないための注意

 

では、被害者にならないために、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

 

こういった電話がかかってくるとあわてふためいて冷静さを失ってしまいがち。その心理をついてくるのが犯人です。まずは、冷静さを取り戻すことが肝要です。

 

では、するべきことを具体的にあげてみます。

 

本人に折り返し電話をしてみる

 

これは絶対にしなければなりません。

「電話番号が変わった」

と言われても、前の番号にかけてみる価値はあります。

ほんとに前の番号が使えないのか確かめてみましょう。

あるいは、メールやLINEなどで確認してみることもできるはずです。

 

本人しか知らない情報を確認する

 

相手は、こちらのことを調べあげて電話してくる場合があります。

 

それでも、ほんとうに身内でないと知らない情報があるはずです。

幼い頃の思い出や、どこそこに旅行に行ったときのささいな出来事など、本人でなければわからないような話をして確認してみるのは、とても良い方法です。

 

娘の友人のおばあさまのところに実際に電話がかかってきた事例をご紹介します。

 

「おばあちゃん、ともやだけど・・・。」孫の名前を調べたうえで、かかってきたらしく・・・。

 

おばあさまは、名前を名乗ったので孫本人だと思っていろいろ話していたら、なんとなく話のかみ合わないところが出てきておかしいな、と思いながら話を続けていたそうです。

 

そのうち犯人から、

「東京に出張したんだけど、上司に書類を渡し忘れて・・・。」

と言い始めたので、

「ともや、仕事してるの?

学校はどうしたの?」

と聞いたのですが、それでも犯人は必死で話を合わせてくるんだそうです。

 

ともやさんは、薬学部から医学部に受かってまだ学生を続けていました。

 

そこで、そのおばあさまは、

「ちょっとともやの生年月日言ってみて。」

と尋ねたところ、犯人はぷつりと電話を切ったのだとか。

 

こちらのおばあさまの所には、何度も振り込め詐欺からの電話が入るそうです。名簿のようなものに登録されてしまっているのかもしれませんね。

 

警察や弁護士を語られても驚かない

 

警察からの電話、あるいは弁護士からの電話であると言われると、それだけで緊張してしまうケースが多いようです。

 

けれども、本物の警察や弁護士である場合には、いきなり電話ですませることはあり得ません。その都度、書類などが用意され対面で確認しながらの対応になるはずです。

 

相手の電話番号が、ほんとうに警察や弁護士からのものか、番号案内で確認することもできます。

 

相手が警察や弁護士を名乗ってきた場合には所属をしっかり確認するようにしましょう。

 

「だまされたふり作戦」では現金やカードを出さない

 

もし、「だまされたふり作戦」に協力するとしても、

実際に現金を用意させられることはありえません

その場合には、警察が偽物の紙幣やカードを用意します。

ですから、本物の現金やカードを出さないようにしましょう。

 

本物の現金やカードを使うことを要求される場合には、

「だまされたふり作戦」ではなく、ほんとうにだまされているのだと気づかなければなりません。

 

まとめ

 

油断もすきもありませんね。

あのときこうすれば良かった。

と思っても後のまつり。

 

お金を要求されたら、すべて詐欺

くらいの気持ちでじゅうぶん気をつけて。

とくに高齢者はだまされやすいので、普段から気を配ってあげなければと思います。