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ブログを書きながら、結婚当初の頃のこといろいろ思い出します。
「ご主人が産婦人科医だと妊娠中も安心ね。」
こんなことを、よく言われました。
確かに・・・。
そうだったかも。
結婚が決まったら即風疹の検査
さすが産婦人科医!
と思ったのは、結婚の前に風疹検査をさせられたこと。
そもそものなれそめはお見合いでした。
お見合いしたのは、3月終わり。
4月から大学病院勤務が決まっていました。
3月にお見合いをして、5月には結婚。
けっこうなスピード婚だったんです!
そこで、結婚が決まったところで、
夫は当時まだ勤務していた地元の市民病院に私を連れていって、
風疹の抗体検査をしたんです。
まずは、
「風疹かかったことある?
予防注射はしてある?」
と聞かれました。
「予防注射はしたはず。」
と答えたのですが、きちんと抗体ができているか確認のために、検査をしたんですね。
風疹にかかっていると疑われるときには、保険適用になりますが、ただ確認のために検査をする場合には自費になります。
そのときは、どう処理したのか覚えていませんが、
おそらく保険適用になるようにしてくれたのではないかと推察です。
結果は抗体あり。
予防注射の必要はありませんでした。
先日、近所の医者に行ったときに、
ついでに娘の抗体もはかってもらいました。
将来、結婚するときのためです。
夫がしてくれたことを思い出して、今のうちに準備しておこうと思って。
娘は自費の検査 6,000円くらいかかったかな?
夫が生きていたら、おそらく保険にしてくれただろうな、と思いながらお支払い。
娘は抗体が弱いとのことで、予防注射をすることに。
そこで、また7,000円くらい予防注射のお金がかかってしまいました。
でも、それからすぐのこと。
ニュースで大学生に風疹が流行っているという報道があって、
「予防注射しておいて良かった~。」
と思いましたよ。
妊婦検診は病院が休みの日に
さて、新婚の頃の話。
妊娠がわかって大喜びの夫。
妊婦検診もろもろ、とても気を遣ってくれました。
唯一、人がつわりで苦しんでいるのにそのことに気づかないのはちょっと・・・と思いましたけど。
でもね、私などたいしたことはないほうだったのは確かです。
大学病院の研究室のチーフの先生の奥様は、
それはそれはひどいつわりで、激やせするほどだったんだそうです。
それで、その先生は毎日点滴を持ち帰り、
自宅で奥様の点滴をされたんだそうです。
大学時代に合コンで知り合ったという奥様は、若々しくてとても美しい方でした。英文科卒で英語はぺらぺら。
先生がアメリカに留学されたときは、先に奥様がアメリカに渡り、住居の手配などをおひとりでされて、後から先生が渡米されたそうです。すばらしい内助の功ですね。
現在は、某有名大学の産婦人科教授をなさっています。
ものすごい早口で、頭の回転の速い方なんだという印象でした。
その頃のその研究室は若い人ばかりで、チーフの先生のお人柄にもよるものだったのでしょうが、とても楽しくわきあいあい、みんな仲が良くて楽しい雰囲気でした。みんなが家族ぐるみで野球観戦やらなにやら、楽しかったです。
妊婦検診は夫とふたりきり
さて、節約約志向の夫は、
妊婦検診代、当時5,000円くらいを浮かすために、
病院がお休みの日にカギをあけて中に入り、
自ら検診をしてくれていました。
もちろん、看護師さんはいません。
ふたり+お腹の赤ちゃんだけの時間です。
お腹にゼリーを塗ってくれて超音波も見ました。
きちんと毎月行きましたよ。
母子手帳に妊婦検診の無料券が何枚かついていたので、
こちらも有効活用して、血液検査などをこの券を使ってしていました。
産科医は妊娠中は頼りになります
実は第一子となる息子は、
逆子だったんです。
逆子体操のパンフレットももらって、体操もしましたが逆子は治りませんでした。
今ではほとんど行われないそうですが、
結局、外回転という手技をしていただきました。
外回転というのは、生まれる前にお腹の外から手をかけてお腹の中の赤ちゃんを回して、逆子を治すというもの。危険もともなうようです。
市民病院時代にお世話になったお仲人もしていただいた部長先生は、職人的な技をお持ちで、その先生にお願いしたんです。
夫は、何度も超音波を確認したり、臍帯が巻いてないか直前まで何度も確認したりしてくれました。かなり、必死で慎重でした。
そのおかげで、無事に逆子を治していただき、普通分娩をすることができました。
ただ、
「逆子だと、大きくならないことが多いんだって。」
と、それほど深刻そうでもなく言っていたことが、今こんなに重いものになるなんて。
息子は生まれたときも2700gと小さかったけれど、今も低身長にたいへん悩んでいます。
新婚の頃、息子が生まれるまでの期間、
私はまだまだうつ病という病気を知りませんでした。
新婚旅行から帰ってきて、
夫がいつまでも寝ているのが不思議ではありましたが・・・。