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暑くなりましたね。
被災地の方は、水びたしの後にこの暑さで、さぞたいへんなことと思います。
そう、最初にこの記事を書いたのは7月10日でした。
広島や岡山で大きな水害があった直後でしたね。
水道が止まって給水車でお水をもらうのに、
「3時間並びました。」
と、おっしゃっている方がTVに映っていました。
ご苦労はさぞや、と思われます。
被災地の方に、何もできない自分も申し訳ない気がしています。
それにしても、このような状況の時、
静かに並ぶ日本人の姿は、海外の方からは不思議な光景として映るようですね。
パニックになったら、よけいにたいへんになってしまうのに・・・。
と、私たち日本人は思いますが、
この被災状況で奪い合いもしない、列を作って自分の順番をじっと待っている姿は、奇異の目と感心の思いを持って受け取られているようです。
長い長い災害の歴史が、日本人をこのような忍耐強い民族にしてきたのでしょうか。日本は、ほんとうに災害の多い国だと思います。にもかかわらず、いつも不死鳥のように立ち上がり、繁栄を手に入れてきました。
私も日本人のひとり。
あきらめという言葉は持ちたくありません。
父と母の病院通いのスケジュールは?
84歳という高齢になった父と母。
ありがたいことに、まだ自宅で生活ができていますが、
ふたりともたくさんのお薬をいただいています。
当然ながら、病院からお薬をいただきますから、
毎月のように病院に行かなくてはなりません。
母・・・月に1回 2か所の病院
父・・・2か月に1度 1か所の病院
さらに、母は心臓の病院に3か月に1度。
でも、次回からは1年に1度で良いといわれほっとしているところです。
連れて行くのはもちろん私。
現在は、少し落ち着いてきて、
このようなスケジュールになりました。
以前は、もっともっとたいへんでしたよ。
父と母を病院に連れて行く日
現在は、2か月に1度、父と母を同じ日に同じB病院に連れて行きます。
以前は、A病院に通っていて、こちらはたいへん長く待たされて、ほんとうに1日がかりの大仕事で、毎回疲れ切ってしまっていました。
あまりに長く待たされて母の具合が悪くなってしまったこともありました。
病院には、
と張り紙がしてありました。
ところが、
「看護師さんに具合悪くなってしまったんです。」
と言ってみても、
「まだ順番が来ないのでお待ちください。
あるいは、出直していただくか。」
との対応でした。仕方がないので、帰ろうとした時にちょうど呼ばれて診察してもらったこともありました。
そこで、他の近くのB病院に代わりました。こちらのB病院には、A病院の先生が出向して来てくださっているのです。おかげで、待ち時間も少なくなり、とても楽になりました。
病院の食堂でランチを食べる
あたらしく通うことになったB病院にはレストランがあって、そこはとてもおいしいので有名です。
朝11:30までなら、しゃれたモーニングをとることもできます。
コーヒーを頼むと、おいしいバターを塗った厚切りのパンにサラダ、卵と、ちょっとしたデザート、例えばヨーグルトやフルーツなどがついてくるのです。
近所の方は、病院に用事もないのに、
モーニングを食べにこちらの病院のレストランに来られる方もいるほど。
母が入院しているときも、食事がとてもおいしく、盛り付けもきれいにされていてとても良かったんです。きっと優秀なシェフがいらっしゃるんだと思います。
11:00の予約の診察が12時半ごろにには終わるので、最近は、こちらのレストランでランチを食べて帰るようになりました。
白い下テーブルクロスのかかった丸いテーブルが並ぶおしゃれなレストラン。
病院の中ですから、車いすで移動できてとても楽。
周りの方も、気を遣ってくださるし、トイレも身障者用の広くて大理石に囲まれたきれいなトイレが完備しているし。
父や母も、外での食事はなかなかハードルが高いので、おそらく楽しみのひとつになっていると思います。
私も、おいしいランチをいただけるのが楽しみになっています。
母がC病院に行くときは?
母は、B病院の他にもうひとつのC病院にも通っています。
こちらは精神科。
長い入院生活に疲れ果てたのか、
ある日突然、老人性うつの症状が出て、
びっくりして医者に連れて行ったんです。
そのあたりの詳しいいきさつなど、
またお聞きいただければありがたいです。
(ともかくは、あのやぶ医者の整形外科の医者が元凶だと思っています。)
リフレックスというお薬で母は救われました。
その薬のことを教えてくれたのは息子。
うつ病によく効くまだ新しい薬で副作用も少なく、とても良いお薬なのだとか。
この薬がもっと前に出ていたら、
夫ももっとうつ病のコントロールができていたのかもと思ってしまいました。
母は、やぶ医者の間違った処方のせいで、薬の副作用から不眠にも苦しんでいましたが、今はだいぶ落ち着いてきました。
そして、このC病院は午前10時くらいの予約のことが多いので、病院の帰りには喫茶店に寄ってモーニングを食べます。
お気に入りのお店は2つくらいあって、時間によって間に合うところに出かけます。
D店はカレー専門店。
モーニングで出てくるのは、厚切りパンにカレーをのせて焼いたカレートースト。
チーズもたっぷりかかっていて、ほんとにおいしい。
コーヒーもおいしい。
また、こちらのお店はギャラリーも兼ねていて、
いつも素敵な作品が展示されています。
さらに、常連さんが多いらしく、
大きなテーブルを囲んで、みなさん和気あいあいとお話されています。
小さなお店の中なので、誰かが話せばそこにいるみんなに声が届くようなあったかい雰囲気のお店です。
以前、こちらでマンジェリコンという植物の鉢植えをいただきました。
ちょうどそこにいらした見ず知らずのお客様からいただいたんです。
なんでも、糖尿病にいいのだそうで・・・。
楽天のサイトで調べたら、マンジェリコン、売っていました。
乾燥させてお茶にしたりもするようです。
サイトの説明を読んでみたら、健康に良いみたい。
私は、炒め物をするときに、一緒に炒めて食べています。
ちょっと苦みがあるけれど、その苦みもおいしく感じられる程度。
譲っていただき感謝しています。
介護の時間と労力をお金に換算?
ところで、私には妹がいて、妹は実家のすぐ近くに住んでいます。
でも、介護のお手伝いはいっさいしません。
一度でも頼もうものなら、文句たらたら感じが悪くて、
父も母も二度と頼みたくない!
と思うそうです。
私も、望んでもしかたがないもの、と思っているので、当初からあてにもしていません。
ただ、今回、息子の手術費の工面で大いに悩んでいた時は、
「妹が少し手伝ってくれれば、
私ももっと仕事ができて売り上げも伸ばせたのに。
そうすれば、手術費のたしになっただろうに。」
と、思わずにいられませんでした。
そういえば、義母が亡くなったときの相続の計算。
義兄が義母のお見舞いに行った時間などをお金に換算して、計算していました。
誰それが、これくらいお見舞いに行ったからと、相続の際にその分を足したり引いたり。
今、私が毎日のように父や母のお世話をしていること。
お金に置き換えることができるのですね。
でも、私は数字に弱い人間。
文学的、情緒的な人間なので、なかなかクールにお金に置き換えることはできそうもありません。
今は実家で父や母のお世話をしながら楽しく暮らせることが幸せだなぁ、と思えます。最近はこの生活にも慣れてきて気楽になってきました。長生きしてほしいです。