父の退院から1か月以上が過ぎました。
おかげで父の足には筋肉がつき始め、腿は硬くぱんぱん。ふくらはぎも太く硬くなってきました。
1泊2日のショートステイの結果、足が細くなってしまった!
ところが、先日、セミナー出席のために父に1泊2日のショートステイをお願いしたところ・・・。
ショートステイでは医師の処方通りにしか栄養を入れてくれません。
1日1400kcal です!!
おかしすぎますよね。成人男性の摂取カロリーが1日1400kcalなんて!
戻ってきた父の腿は3分の2くらいに細くなり、ふくらはぎの筋肉はふにゃふにゃになってしまっていました。驚きです!
1泊2日とはいえ、初日の朝と、2日目の夜には自宅で多めにプロテインを入れたのに・・・。
いかに栄養が重要なのかということを思い知らされるできごとでした。
これでは、とても父を施設に入れることなどできません。医師の処方通りのカロリーにされて、間違いなく父は弱って死んでしまいます。今の時代に飢え死にさせられてしまうんです!
たんぱく質の適量は?
たんぱく質の適量は
1kgの体重に対して1g
現在、おそらく体重50kgと思われる父の場合には、たんぱく質約50gが必要ということになります。
ところが、医師の処方では1日たったの35gしかありません。
さらに、運動をする場合、筋トレなどをする場合には倍量を摂る必要があります。
増量を望む場合には、より多く摂取しなければなりません。
高齢者が1kg体重増加するためには8,800~22,600kcalが必要
医療用専門サイトにも、下記のような計算がなされています。 ↓
「日本人の食事摂取基準2015」に出ている数値では、現在の栄養状態を維持するだけで、栄養状態が良くなるわけではありません。基準量にプラス200~750kcal、場合によってはプラス1000kcalくらいを設定することもあります。若年者では1kgの体重増加に約7,500kcal必要ですが、高齢者では8,800~22,600 kcalを必要とするという報告があります。Q1.ヒトに必要な栄養量について教えてください。
久々にデーサービスに行ったとき、仲の良いお友達に
「かわいそうなほど痩せちゃって・・・。」
と言われた父。ほんとうに、日本の医療はおかしすぎ。
日本は寝たきり老人が異様に多い国だとか。これでは、みんな寝たきりさせられます。父も、もともとは寝たきりの人ではなかったのに。病院の対応が悪くてこうなったのです。
病院にいてここまで弱ってしまうなんて、考えてみたらおかしな話。病院にいたら、元気になって退院できなくてはいけないのに。
「入院すると弱っちゃうのよね。」
という言葉にみんながうなずき、納得する国なんておかしいと気づいてほしいです。
日本は異様に寝たきり老人の多い国
日本は世界的にみても異様に寝たきり老人の多い国だそうです。
今回の父の体験から、なぜそうなってしまうのかたいへん良くわかりました。
「スウェーデンを始めとした北欧諸国では、自分の口で食事をできなくなった高齢者は、徹底的に嚥下訓練が行われますが、それでも難しいときには無理な食事介助や水分補給を行わず、自然な形で看取ることが一般的です。
それが人間らしい死の迎え方だと考えられていて、胃に直接栄養を送る胃ろうなどで延々と生きながらえさせることは、むしろ虐待だと見なされているのです」「胃ろう」は虐待になる
日本では、まったく嚥下訓練が行われません。
そして、なんの躊躇もなく、すぐに胃ろうにしてしまいます。
でも、私はあきらめません。
絶対に、父が食べ物を食べることができるようにがんばるつもりです。
今現在、整体に行った際にはお水を飲ませてくださるんです。
整体に行くと、つぼを押しながらとても上手にたくさんのお水を飲ませてくださるので、父はとても喜んでいます。
「あそこのお水がまたおいしくて・・・。」
「冷たくておいしいんだよ。」
「先生は、自分は飲めるんだ、と思いながら飲むように、と言ってくれるよ。」
と、とても嬉しそうです。
たびたび誤嚥性肺炎では・・・と怖くて自宅では、今のところ経口から何か摂るのをストップしていますが、さらに体力がついてくれば、きっとぱくぱくものが食べられるようになると思います。
私はがんばります。
明日はパーソナルトレーニングに
明日、父は2回目のパーソナルトレーニングに行きます。
とっても楽しみ。
1回6,000円と割安で、つきっきりで筋トレしてくださいます。
コーチの筋肉すごいです。
奥様は52歳でコンテストでも優勝されていて、若々しく美しい!
力のあるコーチは父を抱き上げて、マシンに座らせてくださって、確実にトレーニングしてくださいます。これから父は、めきめき良くなっていくでしょう。楽しみです。